カルカ脳ンヌ

序盤から相手にリップ街と交差点を引かれ続け、小ポイントをコツコツと25点ほど重ねられる。その間こちらは駒の帰還なし(3人派遣中+3人派遣先でブロッキング済み+1人平地行き)というある種最悪の展開。

なぜ勝ったのだろう。
平地の確保が奇跡的にうまくいったことが主因(平地の得点差は21点)だが、それとも案外接戦の展開だったのかもしれない。いずれにしても、今回の勝利は電子版の残札の種類・枚数カウンターがあればこその離れ業だった。

それと、この試合はどういう結末になるのか?その経過とこのような不利な状況で自分がどのようにふるまうかを「見たい」状態に自分がいたことを覚えている。この試合の経過をもう一度振り返りたい、そういう時にPC版のレコーダー機能は最も役に立つ(対戦はiphoneアプリだった)。きっと、世間には72手を覚えて再現できる方もいるであろう。

私にトンギアキを教えてくださった方は、連鎖時の船の配置を「空で言え」て、この予測をもとに相手への罠を張ることができる、”トンギ脳”を開発したと言う。

残札の種類・枚数を常に把握し、まだ引いていないこれらの札を頭の中で描いた現在の盤面の上で何通りも配置し、生じうる得点を予測し、自分の待ち札の種類と枚数を増やし相手のそれを決定的に減らす一手を、札を引いている瞬間に「そう、今この札がほしかったんだ」という形で毎回思いつくような”カルカ脳”がほしい。